前回の記事では、観葉植物初心者さんにはミニサイズの観葉植物をおすすめしました
しかし、観葉植物も生き物ですから、放っておくと成長して大きくなります
そこで今回は、観葉植物を小さいまま維持する方法について紹介します
観葉植物を小さく維持するためには剪定をしましょう
観葉植物を小さいまま維持するためには定期的に「剪定」の作業が必要です
剪定はかんたんに言うと適切な枝や葉っぱを選んで切ること
適切に剪定すると、植物はさらに元気を出すようになります😊
剪定すると植物の生命力が強くなります
剪定は植物にとっては命の危険にさらされることです
そのため、剪定をおこなうと生き残ろうとする力がより強くなります
花や実をつける植物は、剪定を行うことでさらに実をつけようとするでしょう
また、剪定を行うことで枝や葉の密集を解消し、植物の風通しを改善する効果が期待できます
葉や枝が密集していると病気や害虫の温床ともなるため、定期的な剪定が望まれます
さらに、植物は葉に風が当たることで根から水分を吸収するため、より元気に成長できるようになるのです
剪定で小さいまま管理できます
観葉植物初心者さんには、なによりも小さいまま維持できることが大きなメリットではないでしょうか?
大きく育ててしまうと、その分スペースの確保や植物のお手入れに時間がかかってしまいます
体力に自信がない方は、植え替えや植物を移動させるときには1人では作業が大変になってしまうこともあります
小さく管理することは見た目がかわいいだけでなく、管理のしやすさにもつながるのです
観葉植物の剪定に必要な道具を揃えましょう
観葉植物の剪定に必要な道具を紹介します
観葉植物の剪定にはこれらの道具を用意しましょう
観葉植物の剪定に必要な道具を紹介します
屋外で行うときとベランダや屋内で行うときとでは、植物の大きさによっては散らかる度合いや片付けのしやすさが異なるため、どこで剪定をするのか決めてから準備しましょう
剪定するときに必要な道具
- 剪定鋏
- 手袋
あると便利な道具
- のこぎり(枝が太い植物)
- 丈夫な手袋
- エプロン
- レジャーシート(屋内で行うとき)
- 癒合剤
植物によっては枝に棘がついているものや、樹液がベトベトしているものがあります
また、切った枝の切り口が鋭くなって怪我をする可能性があるため、可能であればエプロンや丈夫な手袋を身に着けて作業しましょう
代用できる道具もありますよ!
剪定に必要な道具をすべて1から購入しなくても、ほかの道具で代用できるケースがあります
剪定鋏は、剪定する植物の枝が細い場合は、古くなった手持ちの鋏で代用できます
ただし、剪定後は刃こぼれが酷くなったり樹液でべとべとになったりして、普段用の鋏としては利用できなくなります
また、鋏を代用するときは植物の病気への感染を防ぐために鋏は消毒してから使用しましょう
木工鋏を剪定鋏の代用として使用するさいに知っておくべきことは、植物の感染病のリスクが高まることです
古くなった木工鋏は剪定用の鋏よりも切れ味が悪く、剪定後の切り口がまっすぐにならないこともしばしばあります
切り口がまっすぐできれいではない場合、切り口が乾燥しずらくなるために病気への感染リスクが高まるのです
そのため、観葉植物のお世話に慣れてきたタイミングや、大切にしたいお気に入りの観葉植物が見つかったタイミングなどで、剪定用の鋏を1本用意しましょう
植物の剪定時期を確認しましょう
観葉植物の剪定を考え始めたら、その植物の剪定時期を確認しましょう
観葉植物ごとに剪定が得意な季節・不得意な季節があります
観葉植物には、それぞれ剪定が得意な季節と不得意な季節があります
基本的には、春から秋にかけてよく晴れた日の午前中が剪定に適しています
ただし、植物によってはさらに何月から何月の中旬ごろなど、剪定に向いている時期が細かく決まっているケースがあります
多くの植物に起こりうる可能性として、剪定が苦手な時期に剪定を強行して枯らしてしまうケースです
剪定は、植物にとって大きなダメージを受ける作業なため、できるだけ剪定時期は守りましょう
また、梅雨や季節の変わり目の雨が多い時期の剪定も避けた方がベターです
植物の剪定の度合いやその日の気温・湿度によっては、剪定を行った日に傷口が乾かない可能性があるためです
傷口から病気に感染するリスクが高まるため、剪定後はしっかり傷口を乾燥させます
そのため、剪定する観葉植物の剪定時期や天気を確認してから剪定準備を進めましょう
それでは観葉植物の剪定を始めましょう
観葉植物の剪定に必要な道具や時期が揃ったら、剪定のポイントを押さえながら剪定を進めましょう
観葉植物の剪定のポイント
観葉植物を剪定するときは、次のポイントを意識しながら枝を切りましょう
- 内側に向かって伸びている枝をきる
- 外側に向かって伸びようとしている枝や葉は残す
- 枝の節目や分かれている個所の数ミリ上をきる
- 切った場所に癒合剤を塗る
- 傷口をしっかり乾燥させる
観葉植物に限らず、植物は外側に向かって伸びている枝や茎を切ってしまうと、どんどん内側に成長し、植物の中心に密集するようになってしまいます
そのため、できるだけ内側に向かって伸びている枝を切りましょう
切った個所に癒合剤を塗っておくと、傷口の乾燥がはやまります
観葉植物の剪定の流れ
観葉植物は、次の流れで剪定を行います
- 準備
- 剪定(内側の枝を切る)
- 剪定(全体の形を整える)
- 乾燥(風通しと日あたりの良い場所で数日間傷口を乾燥させる)
傷口を乾燥させているあいだも、必要に応じて水やりや肥料を与えましょう
まとめ|観葉植物は大きくても小さくても愛着がわきます
観葉植物は、小さいとコンパクトでかわいらしいですが、大きく成長するとそのぶん、かけた手間や愛情を実感できて愛着がわいてきます
自分にあったサイズで、観葉植物との暮らしを楽しみましょう
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